トラックNo. | タイトル | アーティスト自らの解説(という名の言訳) |
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A-11 | 単調な旅の風景 (骨の音楽) | リズムを刻む音は、FM音源特有の響き。これはYAMAHA TX81Zだったと思います(あやふや)。ストリングスはきっとKORG DW-8000。まだ世間知らずの学生だった80年代の夜、クロスオーバーイレブンの前にやってそうな、ちょっと小難しいような架空のFM番組の、いくぶん単調な、架空のオープニング曲が、作りたかったんでござる。あるいは旅番組で、東北の日本海沿いを走る寂れた列車で独り揺られながら、やることもなく一杯やりながら、車窓から単調な雪に覆われた田野が流れるのを目で追っている……という設定でもいいです。 冒頭、右チャンネルばかり鳴るので、設置したスピーカーの左右を間違えてないかのテストにも使えるという、実用性も兼ねた珠玉の逸品。普通の人なら諦める45秒が過ぎたころ、ようやく、左チャンネルの音がハッキリ鳴ります。 |